パイナップル通信

毎日元気にのびのびと、時々立ち止まって考えるメモ

育休明けのみんなたちにひとりごと

4月1日ですね。かの次も無事保育園2年目を迎えました。1年間山あり谷ありしながらやっとこさ乗り越えてきたのでこの1年はより楽に乗り切れることを祈ってます…

 

さて、4月ですから育休復帰される方も多いとおもいます。自分の2回の復帰の経験を経て思ったことをつらつら書いておきます。

 

1)あせらない

すでにお子さんを生んでしばらくたっているので子供がいかにままならない存在かということを実感されていると思います。子供につきあう時間と社会で働く時間の相性は非常に悪いです。例えば時間に遅れるとかは社会人の基礎としてどうよという感じですが、子供は必ず着替えを嫌がるし、ご飯をずっと食べているし、出がけに大とか小とか襲ってくるし全然思うようになりません。なので社会のペースに合わせられなくても元々かなり無理なことに取り組んでいるのでできなくてもしょうがない、と自分を諌めましょう。

 

以前の業務に復帰しても以前のように働けないことも多いです。まずは時間の制約。お迎えの時間に間に合うために5時に会社を出ないといけないとしたら4:58ぐらいに必ず電話がなり、捕まります。またはパソコンを閉じようとしたその時にメールで急ぎっぽい依頼が舞い込みます。そういうものです。うっっっ、と思うかもしれませんが私のオススメは聞かなかったことにして電話をスルーし、メールを見なかったことにしてパソコンを閉じましょう。その一件に答えていることでその日の夜がぜんぶおじゃんになる可能性を秘めているからです。天下分け目の戦いです。でも、以前のように働けない自分を責めたらダメです。以前の自分と比較しているのは他人ではなく自分です。自分で自分を追い詰める行為はぜんぶ積極的にやめていきましょう。

 

2)でもあきらめない

少し慣れてくるともっとあんな仕事がしたい、こんなことにも挑戦したい、と思い始めますが、それはいいことです。でもいきなり仕事を増やしたりするのは後で自分にかなりの負荷がかかります。大事なのは「こりゃ無理だ!」と思った時に撤退する勇気です。挑戦と撤退をフレキシブルに繰り返し、自分の限界を眺めつつもできることを増やすという気持ちでやりましょう。限界には挑戦しないと自分が伸びないのですが、挑戦しすぎると自分も家庭も破綻します。注意。破綻のキワまでいったわたくしからの心からのメッセージです…

 

大事なことは完全撤退しないことです。つまり仕事をやめたりすると、今の日本の社会ではかなりの確率で復帰が難しくなります。薄くても、ゆるくても、周りの人と比べて全然できていないと思っても、そこに居続けることが大事です。

 

ついでに言っておきますけど、働くお母さんが一人でも市場の中にいることで次の世代の働く女性への道がつながります。だから、いるだけでいいんです。働き続けることが大事で、それだけで価値があります。あなたを見て辞めることをやめる後輩もいるかもしれないし、働く母がいるから入社してくる人だっているかもしれないのです。だから直接的に今いる所に貢献できてなくても長期的には貢献しているのです。そのこと時々思い出して奮起しましょう。

 

3)いろいろ疑ってみる

せっかく新しい生活を手に入れたのでいろいろ疑ってみましょう。たとえば仕事であれば本当に残業しなければ成果は出ないのか。もっと効率よく働く方法があるのではないか。この業務や手続きはいらないんじゃないか。身近な先輩や直属の上司は今までのやり方を変えることを嫌がるかもしれませんが、虎視眈々とアイディアをシェアする機会を練りましょう。絶対どこかで役に立ちます。

 

より疑いを持った方がいいのは自分自身の価値観、くせ、コミュニケーション方法などです。たとえば、自分がやっていることの一部を他の人にやってもらえないか(夫、外注、機械などなど)、本当に一部の業務が必要か、など疑ってみましょう。自分の習慣を変えられない理由は主に二つあり、一つは自分の中にある価値観(ご飯はすべて手作りすべきではないか、周りから手抜き思われているのではないか、きちんとしたお母さんだと思われたい、など)と、あまりに無意識にくせになっていて気づかない(夕飯の買い出しはその日にする、洗濯は夜はしない、掃除機は毎日かけるべき、など)です。これらを徹底的に疑いましょう。色々と楽になったり、気づかなかった世間の仕組みや自分の思い込みに気づいたり、発見があります。

 

コミュニケーション方法についてはよく「ほめておだてて夫を育てる」とかありますが、個人的にはいい大人を育てるとか気持ち悪くてあまり好きではないです。ただ、同じことでも言い方で相手の反応がかなり変わるというのは本当だと思います。生活の変化やそれにともなう負担が大きいときだからこそ、今までと違った方法で伝えてみるのは良いかもしれません。ちなみに我が家で一番効くのは手紙です。限界になると紙にしたためて置いておきます。内容について何か言われることはほとんどないですが、夫の態度はガラリと変わります。でも伝家の宝刀で滅多に使わないので、手紙が出ると相当やばいということが伝わるからかもしれません。

 

つらつらあんまりまとまりがない上に読み返してみると自分に言ってる気もしてきましたが、どこかで頑張っている誰かの役にちょっとでも立てればいいなあとおもってます。ではまた〜。