パイナップル通信

毎日元気にのびのびと、時々立ち止まって考えるメモ

成長 or Die; こどもを育ててみてよかったこと

初めてのブログを書いてからずいぶん日が経っちゃいました。何から書こうか考えてたらなやんじゃって。いいテーマが思いついても忘れちゃったり、キーボードに触れなかったりで。

 

で、昨日見かけたツイートでちょっと考えたことを少し。流れてきたのは成長orDieというツイートでした。

 

 

成長 or Die的なことは会社でもよく言われるし、ビジネス上ではうまく使われてることもあると思います。でも上のツイートではノルマ達成=成長と定義されているので、ツイートの内容は働き過ぎ、もしくはちまたではやりのブラック企業を揶揄している内容となってます。でも成長って金を稼ぐことに結びつく努力/技能/能力だけじゃないからね。

 

で、タイトルの件に戻るのですが、こどもを育てていてよかったことのひとつは「人間は成長したがるものなのだ」ということに気づいたことです。お子さんがいらっしゃる方はきっと皆実感されていると思うのですが、生まれたてほやほや、自分では何もできない赤子があれよあれよというまに首が据わって寝返って腰が据わっておすわりしてハイハイしてつかまり立ちして歩くようになる。段差を乗り越えるようになり走るようになり高いところからジャンプするようになる。その成長の過程で毎日毎日熱心に繰り返し、一つできるようになると次の課題を自分で決めて取りかかる。もちろん生物としての本能ですから当たり前、と言われればそうなのですが、それでもその過程で見せる根気、努力、そしてできたときの達成感にあふれた笑顔!人間は成長がうれしい生き物なのだということを実感できます。

 

子どもの頃私は大人というのは人間の完成形で、もうそれ以上成長しない、する必要のないものだと思っていました。飛行機で言えば、助走して、離陸して、水平飛行に入った感じ。働いて、稼いで、食っていく、その繰り返しであると。でも大人になってみたら完成形なんてまだまだ、全然ほど遠い自分に途方に暮れました。そこへ次々と襲ってくる環境変化。景気が悪くなったり、自分が年を取ったり。結婚によるライフスタイルの変化はあまりなかったけれど、こどもがやってきたことによってさらに自分以外の面倒をみるというハードルまで!私の完成形はいつやってくるの?飛行機で言うところの自動操縦はいつやってくるの?という感じにヘトヘトになりがちでした。

 

でも、人間は成長したがるものし、それが喜びなんだと気づいてからすごく気持ちが楽になりました。だって、こどもはあんなに楽しそうに毎日毎日いろんなことをするんですよ。うまくできなくていらいらしたり、いやになってしまって中断することもあるけれど、かならず新しい何かを獲得するんです。そしてそれがうれしくてたのしい。人間はみんなそうなんだなーと思えたのです。だから成長 or Dieってその通りだと思います。だってたのしくなければDieじゃないですか。